【香水つけてこするのはNG?】正しい香水知識と間違った香水の使い方
香水は女の子だけでなく、男も楽しむことができるアイテムです。
日本人は匂いに敏感なので、香水も間違った使い方をしていると周囲の迷惑になってしまいますので、正しい知識を身に付けておくことをオススメします。正しい知識・NGな知識、香水の種類を解説します。
正しい香水知識と間違った香水の使い方
香水をこするのはNG
香水を手首に付けて一生懸命こすっている人を見かけますが、それはNGです。
なぜなら、香水を体に付けてこすると【香り】が潰れてしまうからです。香水というのは結構デリケートな成分バランスで保たれているため、こすってしまうとせっかくの香りが変質してしまうのです。
また、こするということは摩擦熱が発生するということであり、アルコールを含んでいる香水に熱は大敵です。熱によって香水自体がすぐ揮発されてしまうので、いわゆる【匂いが飛ぶ】状態になってしまいます。
後で説明しますが、【トップノート】の匂いを感じれないまま終了となってしまいます。
香水をつける場所
先ほどにも書いたように香水は【揮発性】です。熱に反応して香りが発生する(厳密に言えばそのままでも香りが発生)わけで、体温が高い部分に香水をつけると早く揮発してしまいます。
揮発が早まるということは、その分強い匂いを発することができるわけで、【ここぞ】という勝負どころのシチュエーションでは香水をつける部位を選ぶテクニックもあります。
基本的には、体温が高い場所に付けると匂いが強くなり、匂いの持続時間も短くなります。
代表的な場所は、手首・首周辺・胸元・ひじ周辺・お腹等です。ですが、香水は下から上に匂いが上る性質があるため、上った匂いが自分の鼻に来る箇所につけるのは避けましょう。胸元でも、体の側面寄りにずらす等です。
【体全体を包み込む匂い】
体全体を包み込むような匂いに仕上げたい人は、【下半身】に付けるのがおススメです。
香水は揮発性を持っているという事もあり、香りは【下から上】へ上ります。つまり首に香水をつけていても首から上に匂いが上っていくので体全体から香るということは不可能なのです。
下半身は上半身に比べ体温が比較的低いので、香りも持続し且つ、体全体を包むような香りに仕上げる事ができます。
オススメは足首・くるぶしです。下半身でも体温が低い場所であるため、香りを持続させたい場合にももってこいの部位です。
他には、ひざ周り・太ももです。ひざ裏は体温が高めであるため、匂いを強くさせたい時には効果的です。人によって体温が高い部位も違いがありますので、自分に合った香水の付ける部位を発見して下さい。
また、体の前後でも匂いの発し方も変わってくるため太ももの前・後ろ、お腹・背中というように使い分けてみるのも楽しいです。手首も内側と外側で香りに違いが起こります。
ここでもこすらないように気をつけてください。優しく伸ばす程度ならOKです。
香水の種類による匂いの強さ
香水にも匂いの【強さ】というものがあります。メーカー事に成分が全く違うため、明確に規格があるわけではありません。ざっくりとした目安は以下のようになっています。
- パフューム・パルファム・・・5~12時間持続・濃度25%~
- オーデ(オード)パルファム(パルファン)・・・5時間前後・濃度10~15%
- オーデ(オード)トワレ・・・3~5時間程・濃度5~10%
- オーデコロン・・・1~2時間程・濃度2~5%
上から香りが強い順となっています。売られている香水にはオードトワレが多く、オードパルファムも次に多い印象があります。あくまで印象ですが。
厳密に【香水】と呼ばれるものはパルファムという香水濃度25%以上のもののみとなっているようです。ベイビーフレグランスやボディフレグランスは【オーデサントゥール】と呼ばれます。
メーカーによって香りの強さはまちまちなので、実際香りを嗅いでみるのが一番確実です。オーデパルファムと書かれていても、匂いが強いのかというとそうでもないことがあるため、一種の目安として選ぶようにしましょう。
ちなみにオードトワレと【オー】はフランス語で”水”を意味するものらしいです。
ノートって何?
香水にもノートの説明が書かれている時があります。普段あまり聞かない言葉ですが、香りの変化を意味しています。
- トップノート
- ミドルノート
- ラストノート
と大別されます。
【トップノート】とは香水をつけてから大体20分後ぐらいまでの香りを意味しています。
【ミドルノート】とは香水をつけてから20分後、つまりトップノートが消えてから2~3時間持続する香りのことで、香水の核となる匂いです。
【ラストノート】とはミドルノートが消えてから半日ぐらいまで持続する香りのことです。
上記に書いたように、香水というものは付けてからの時間によって香りが変化するものです。
コロンのように気分転換でシュッと何回も付けるものから、1日中持続するパルファムまでいろんな種類があるため、シチュエーションや季節、TPOを考えて香りを楽しみたいですね。