人は【忘れる】事で心の健康を保っている!?

人は【忘れる】事で心の健康を保っている!?

Photo:@nifty

記憶力がいいと心が不健康な人が多いそうで・・・小さい時の記憶もバッチリ覚えていて【記憶力がいい方】と思っている僕にとっては衝撃でしたわ。

この事を知ったのは2年前ですが、最近わざと記憶喪失になって心配事を減らす方法という記事もあったので記憶力と心の健康の関係についてまとめてみました。(誤解や語弊を招く可能性があるのであくまで参考程度に。)

なぜ記憶力がいいと心が不健康になるのか

嫌な思い出もバッチリ記憶してしまう

脳内で記憶しておける情報量には限界があります。短期記憶に限ればさらに少なくなります。何かを数分以上覚えておくためには、短期記憶から長期記憶に情報を移さなければなりません。そうするためのトリックやテクニックはたくさんありますが、この記憶のプロセスについての知識があれば、これを逆に利用して、二度と思い出したくない出来事を意図的に忘れることが可能となるのです。

記事にも書いてありますが、恥ずかしい思い出をしっかり記憶しすぎたために、後々その記憶がフラッシュバックしてきて自分を苦しめてしまいます。

中には【とてもいい思い出】もあります。これを忘れてしまうのは、すごくもったいないことをしているように思えます。いい思い出をたくさん覚えておけばいつまでもいい気分で前に進んで行けます。心にプラスに作用します。これは事実です。

しかし逆に【思い出したくない思い出】もあります。実はこの思い出したくない思い出の方が心にかかる負担が大きいのです。いい思い出を一つ思い出しても、その後悪い思い出を思い出すと一気に凹みます。いい思い出と悪い思い出が相殺されて【±0】にはならず大抵気分がマイナスの方へ落ち込みます。

記憶力がいいと、悪い思い出も鮮明に蘇ってきて、更に強く落ち込んでしまいます。

脳が定期的に忘れるという処理をする

記憶力の限界があります。記憶を引き出ししまうという表現が使われますが、覚えた事を一度引き出しにしまうことを脳は行います。「この引き出しには、ハワイ旅行の思い出」というように名前を付けておきます。

例えば「あれ?ハワイ旅行っていつ行って、何を買ったっけ?」と思い出そうとしても、全然思い出せない時に、ハワイ旅行で買ってきた置物を見つけると「あー!10年前にハワイ旅行行った時に買ってきた置物!」とそれをキッカケに当時旅行に行って何をしたか、何を買ったかの記憶が一気に蘇ってくることがよくあると思います。

こんな感じで、ある事をきっかけに記憶が一気に蘇ることが多いと思います。脳の中では【ハワイ旅行と名前の書かれた引き出し】を探し当てた状態です。

「忘れていた記憶を思い出した」俗に言われますけど、脳は記憶を引き出しにしまっていただけで【忘れる=記憶が無くなる】ということは健康な人にはありません。

記憶力と心の不健康

普通の記憶力の人は、いい思い出も悪い思い出も、一応記憶の引き出しにしまうのですが、あまり整理整頓されておらず、何かのきっかけがないと思いだせない事もあります。

ところが、記憶力がいい人記憶の引き出し達が整理整頓されすぎている状態なんです。整理整頓されているため、人目でいくつもの記憶の引き出しを見つけてしまいます。

つまり、記憶が蘇りやすい状態になっているんです。

勉強とか、仕事で忘れてはいけない事がありますが、余計や心配事や悪い思い出もバッチリ思い出せて、しかも頭の片隅に置き続けてしまうため、心が疲れてしまいます。

長くなりましたが、こういうことが記憶力のいい人は心が不健康になりやすいと言われる由縁です。

つまり、記憶力があまり良くなく忘れっぽいことは、心の健康を保つ上でかなり重要な要素だということです。

対策としては、心配事や悪い思い出を忘れる方法を見つけるか、心配事をワクワクに変える・いい思い出に変えるポジティブ考えに切り替えるのがいいです。後は忘れる【思い出しにくい状態】まで待つことです。

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